みなさんこんにちは。
今日のお仕事は建具のノブのお取替です。
その前に『建具(たてぐ)』という言葉について。
聞きなれない言葉ですが、簡単に言ってしまえば「ドア」などの総称です。
開口部に取り付けて、開閉できるものです。
ふすま、障子、窓、玄関、勝手口、居室の出入り口、クローゼットのドアなどなど。
開いておけば開口部として、人や物や光や風や熱や音を通し、閉ざすことで壁のような役割を持つものです。
普段、何気なく使っている建具の数々は、存在感こそ薄いですが、重要な役割を持っています。
さて、話を戻しましょう。
こちらのドアです。中のねじが折れているようで、ガタつきが多く、ドアノブを回しても開かないことがあります。
これを「バックセット」と呼びます。60ミリですね。
(建築の分野では、センチでなくミリで表現します。ドアノブも例外ではなく、パッケージにも各寸法がミリで書かれています。)
ホームセンターにも、実にたくさんの取替用ドアノブが揃っていますが、このバックセットにはいくつかの種類がありますので、ご自身でお取替されるときは、くれぐれも測り忘れのないように願います。
また、建具の厚みも大事です。
オーソドックスな間仕切りドアで、オーソドックスなバックセットだったので、交換作業は簡単でした。
実質作業時間30分といったところでしょうか。
I様、ありがとうございました。