お客様より「警報の表示が出て、お湯が出ません」と電話がありました。
お伺いして確認したところ、エラーコードのP4が表示されていました。
機種はKIBF-325SAGで2000年製の長府製作所の石油ボイラーです。
エラーコードP4は『混合弁異常』です。
まず中を確認しましょう。
基板にある混合弁のコネクターを抜いて、混合弁の抵抗値をテスターで計測したところ、やはり正常な値を示しませんでした。
エラーコードの表示どおり、混合弁の異常のようです。ごくまれに基板側の故障もあるので、確認は大事です。
混合弁は基板の裏側にありますので、まずは基板を外します。
で、水を止めて電源を抜きます。
出ました。これが混合弁です。これが故障している部品ですね。
3カ所のクリップでとめられています。ボイラーがコンパクト化されてからは、こういった部品の取替は手が入らないこともあって苦労します。
今回もなかなか外れなくて大変でしたが、周囲にキズをつけないように慎重に進めました。
新品の混合弁です。末端部分のフタが欠品しているじゃないか!と思ったら、注意書きの紙が同封されていました。
『内部でふさがれていますので、このままお使いください』とのこと。
なるほど。安心しました(笑)
古い混合弁jは真鍮製か砲金製のようですが、新しい部品は樹脂製です。
水を通して電源を入れます。蛇口から給湯配管に入った空気を抜いたら試運転を行います。
エラーコードは消えて正常に出湯しました。
長府の石油ボイラーは、製造終了しても11年間は部品を供給しています。今回のボイラーは2000年製ですが、2003年まで製造されていた機種ですので、まだ部品供給が可能で、故障しても修理可能です。それに、エラーコードが表示される故障については素早い対応が可能で、サービスショップとしてもありがたいことです。
N様、ありがとうございました。
ボイラーのエラーコードH1ってなんでょう
こんにちは。エラーコードH1ですね。
ダンパーモータという部品に関してのエラーです。
ダンパーモータ本体の不良(故障)もしくは動作不良で異物等の混入が考えられます。
私のところも、P4エラーが生じまして、Webで検索しました処、このサイトがヒットしました。
そこで、中村屋様に電話した結果、私の居住地近くの対応可能な所を紹介して頂きました。
ありがとうございました。
元村様
お役に立てたようで何よりです。
また何かご不明な点がございましたらご連絡ください。
今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。